【エッセイ】~最近思っている事~
【エッセイ】~最近思っている事~
酷暑続きで体力が落ちているせいなのか、はたまた今従事している看護の職場での人手不足によるハードワークのせいか、持病の腰痛に苦しんでいます(泣)。
その腰痛のせいで猫写真の撮影もこの数週間、出来ていません。
でも、帰る家があり、家に入れば冷房で暑さを凌ぐ事も出来る。
腰痛で自由自在に動き回ることが出来なくても全く体が動かないわけではない。手も、足も使える。
きなちゃんもダンくんもそばにいる。一緒に生きてくれている。
私は愛玩動物飼養管理士の資格を所持していますが、野良猫はこの酷暑と数か月後に訪れる極寒によって全体の半数以上の数が命を落とします。気候のせいだけではなく、不衛生からくる病気、車による事故もあります。日々の食事にもありつける保証はありません。
そんな過酷な野良猫たち、動物たちの生きている条件を思ったら、過去三回も腰(腰椎椎間板ヘルニア、骨移植もあり)の手術を受け、日によって腰痛で動けなくなるこの体でも、出来る事がある、今日も生きていられているという事を思うと、自分が本当に我儘で、そして幸せなんだなあと、心底から思っています。
また、私は看護師の仕事に30年弱従事しています。看護学生の臨地実習指導者資格も有しています。
看護には”直接介助”と”間接介助”という役割があります。
”直接介助”は自身が患者や医師の手助けに直接携わる事。
”間接介助”は”直接介助”をする人を手助けやフォローをし、患者を救う事に携わる事。
私は自分の猫写真家としての出版は、猫と人の幸せの為に”自分だからできる事”として、この看護でいうところの”間接介助”だと思っています。
私の出版作品が猫の幸せや猫との幸せを考えている人々、そして猫たちの幸せにつながればと思って撮影・創作活動をしています。
もちろんこの先、直接猫たちの幸せにつながる活動も今、練りに練って資金を看護師業務で地道にためている最中です。
もう齢50目前となり、持病の腰痛も段々と悩みの種として大きくなっているので、看護の仕事もそろそろ引退かなと思っています。
看護の仕事の引退イコール今練っている猫に対するの活動の本格スタートを意味するものですが、”さきたつもの”が無ければ事業や活動というものは成り立たないもの。ボランティアという人の善意を頼みの綱にしていたら、継続は出来ないというのが私の学習によって得た考えです。
こうした事をもんもんと思いながら、次の猫写真作品の出版を考え、合間を縫って将棋の鍛錬(棋譜並べと詰将棋)を日々やっています。
今、こうしてこの文章を書いていて、本当に自分はいろいろな事を授かっていて、恵まれている。そう思います。
人生の持ち時間(命)には限りがあります。
大切にしなければ。
歳のせいか、持病のせいか、何のせいか、
そんなことをあれこれ考えている今日この頃のキャットエイド猫写真家の安西政美です。
これからも皆様、どうぞ宜しくお願い致します。
現在出版している二冊、「猫は家族」「ぼくらは人とくらす猫」。
次の出版も構想を練っていますので、どうか皆様宜しくお願い致します。